こちらのページでは、弊社代表 松田志行がエイムック782「週末・休日 スポーツ自転車の本 Vol.2」で語ったオーダーメイド自転車に対する思いを引用し、ご紹介させていただきます。

(中略)競走用自転車は機能を追求して選手を有利にするもの」という考えを根本的に持っていて、それは他のビルダーも変わりありません。
(中略)フルオーダーを突き詰めると競輪、これが究極のオーダーだと思っています。なぜなら競輪はフレームの違いが勝敗を大きく左右するからです。競輪はNJS(日本自転車振興会)の認定部品しか使えません。定部品でも一番イイモノとなると大体一つに絞られてきます。そうなると選べるのはフレームぐらいしかないんですね。
(中略)でも一回じゃ完璧にできませんよ。全体として柔らかければ次は硬いもの、それで硬すぎたらちょっと柔らかいものをと、ある幅の中で選択しながら乗り味を絞り込んでいくんです。向こうは走るプロ、こちらは作るプロ、二人のコラボレーションで成績が上がるものを目指すんです。
僕は、選手と必ず膝を突き合わせて話し込んで、何度も作っていきます。なぜなら、人によって表現する言葉が違いますから、互いに通じる共通語を話の中で作らないと理解し合えないんです。選手はちょっとした違いもわかります。
(中略)常にイイモノに触れているから五感も冴えて違いがわかる。普通はわかりませんし、精度を倍にすると時間も倍になり、安く作れません。
しかし僕たちは既製品にしか触れていない人にも、イイモノはいいねぇ、乗り心地が違うねぇ、とわかってもらえる自転車。そういうものじゃないといけないし、それでなければオーダー車としての価値はないと思います。
"エイムック782「週末・休日 スポーツ自転車の本 Vol.2」より"